堤通の家
主用途:住宅
内容:リノベーション
分類:設計・施工
施工:澤田大悟+清水満
設計:伊藤茉莉子+安齋幸太郎
構造:鉄筋コンクリート造
専有面積:76.71㎡
設計期間:2025年8月~2026年12月
施工期間:2025年1月~2025年4月
写真:貝出翔太郎
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不動産ディレクション:cowcamo
内容:リノベーション
分類:設計・施工
施工:澤田大悟+清水満
設計:伊藤茉莉子+安齋幸太郎
構造:鉄筋コンクリート造
専有面積:76.71㎡
設計期間:2025年8月~2026年12月
施工期間:2025年1月~2025年4月
写真:貝出翔太郎
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不動産ディレクション:cowcamo
赤いヌックのある暮らし
夫婦と2人の子ども、祖母の5人が暮らす、都心のマンションリノベーションである。
75㎡のファミリー向け住戸は、3〜5人の核家族には扱いやすい規模である。一方で、大人が3人以上となる二世帯の住まいとして考えると、各人に個室を割り当てるだけでは面積に余裕がない。家族構成の変化に応じて、空間を柔軟に使い替えることが求められた。
本計画では、家族が時間を共にするLDKをできるだけ大きく確保し、個室は祖母の部屋と親子の寝室の2室に絞っている。その代わりに、住まいの中心に大きなヌックを設け、家族全員で使う大容量のファミリークローゼットを組み合わせた。この2つの余白が、限られた面積のなかで二世帯の暮らしを成立させる要となっている。
子どもが小さいうちは、ヌックはおもちゃを広げて遊ぶ場所となり、夜は寝室に布団を敷き詰めて親子で眠る。やがて子どもたちに個室が必要になれば、現在の寝室を2つに仕切って子ども部屋へと変える。通常であれば、その時点で夫婦の寝室がなくなってしまう。しかしこの家では、子どもが個室を持つ頃には、かつて遊び場だったヌックの役割も変わっている。おもちゃを広げるための小上がりは、今度は夫婦が布団を敷いて眠る、少し特別な寝床となる。子どもが巣立った後には夫婦は再び寝室へ戻り、ヌックはまた家族の余白として残っていく。
こうした寝床の移動を可能にするため、ヌックはクイーンサイズの布団を余裕をもって敷ける大きさとした。誰かひとりの部屋として固定するのではなく、その時々で必要とされる役割を引き受ける場所として計画している。
ヌックは、単なる予備室ではない。LDKに面した小上がりとして設けることで、子どもが自由に散らかしてよい領域を明確にし、来客時にはカーテンを閉めるだけで生活の気配を一時的に隠すことができる。下部はすべて収納とし、季節物や子どものおもちゃをまとめてしまえる容量を確保した。
将来、夫婦の寝床として使う際にベッドボードのように機能する小物置き台と電源も設けている。現在はそこにモニターを置き、子どもがアニメや映画を楽しむ場所としても使える。片側の壁には、地図やあいうえお表を貼れるマグネットパネルを備え、遊び、学び、収納、就寝が重なり合う場所として整えた。
床仕上げには、子どもが好む明るい色彩と、住まい手のミッドセンチュリーへの嗜好を重ね、赤いリノリウムを採用している。住宅の中心に置かれたこの鮮やかな小上がりは、機能的な余白であると同時に、家族の暮らしの風景を印象づける象徴的な場所にもなっている。
LDKには、ヌックを見守れる位置に大きなカウンターテーブルを設けている。キッチンの作業台とダイニングテーブルを兼ねるSUS天板のテーブルで、調理と食事の場をひとつにまとめることで、限られた面積の中に大きな余白を生み出している。リビングとキッチンの双方が広く感じられ、空間の中心ではSUSの素材感キラリと光り緊張感を与える。
リビングの背面には大きなプロジェクタースクリーンを設け、その下には子どもが宿題をするためのカウンターを計画した。遊ぶ、学ぶ、食べる、眠るといった行為が、固定された部屋名に縛られず、家族の成長や一日のリズムに応じて場所を変えながら展開していく。
限られた75㎡のなかで、個室を増やすのではなく、可変的に使えるヌックと家族共有の収納をつくること。二世帯で暮らすための密度と、家族の変化を受け止める余白を、ひとつの住戸の中に編み込んだ住まいである。
主用途:住宅
内容:リノベーション
分類:設計・施工
施工:澤田大悟+清水満
設計:伊藤茉莉子+安齋幸太郎
構造:鉄筋コンクリート造
専有面積:76.71㎡
設計期間:2025年8月~2026年12月
施工期間:2025年1月~2025年4月
写真:貝出翔太郎
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不動産ディレクション:cowcamo
内容:リノベーション
分類:設計・施工
施工:澤田大悟+清水満
設計:伊藤茉莉子+安齋幸太郎
構造:鉄筋コンクリート造
専有面積:76.71㎡
設計期間:2025年8月~2026年12月
施工期間:2025年1月~2025年4月
写真:貝出翔太郎
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不動産ディレクション:cowcamo
























